椿花思ひし程は古びぬぞ 小林一茶
 
 椿は日本を代表する庭木のひとつです。その落ち着いた姿は古くから人々に
親しまれ、愛されてきました。 椿は、石斧の柄やクシなど、古くは縄文時代から
人々の暮らしに使われていたようです。 また、400年前に日本からヨーロッパ
に持ち込まれた椿は、当時日本の代表的な花として知られ、オペラ「椿姫」などに
見られるように広く人気を博しました。

   乾燥を避ける
 椿は地表近くに浅く根をはっているので乾燥は禁物です。特に冬の乾燥に
弱く、花に影響してしまいます。根元がいつも乾いているところなどは、つぼみが
ついても花が咲く前に落ちてしまうことがあります。この場合、水遣りはもちろん、
落ち葉や藁を根元にしいて乾きを防いでやるといいでしょう。

  剪定
 花後にいらない枝を落とします。花芽が6〜7月にできるため、5月までに
剪定を終えます。大きさを維持したい時は下の枝を残して元から、少し大きくしたい
ときは2〜3芽残して切ります。太い枝を切ると、芽吹く力が弱いので混んでいる
時だけ切ったほうが良いでしょう。
 

  花言葉 「ひかえめな優しさ」



  

  
              
                          
                        
   
                                                    
               

 椿