百日紅ややちりがての小野寺 与謝蕪村

  さるすべりは夏の花です。百日紅という名前のとおり、6月の末から約100日の間、
夏の間中咲きつづけます。暑い夏に力強い花を咲かせ、見る者を感動させます。
原産地は中国南部、江戸時代以前に日本に渡ってきたようです。中国では、「百日紅」
と呼びましたが、、日本では幹がつるつるして猿でも登れないだろうということで
「さるすべり」と呼んだようです。

  選定の時期 
 さるすべりは切った枝先の伸びた部分に花をつけるため、花が落ちたあとに切る
より、葉が落ちたあと、3〜5月ごろにに切る方をおすすめします。花落ちの後切ると、
伸びた芽から枝はたくさん出ますが、花が小さくなってしまいます。

  仕立て
 さるすべりはその名のとおり、触感がなめらかで、見た目にも落ち着いた光沢が
あります。こういう幹肌をしている場合、まっすぐ伸ばして育てるよりも幹が曲がって
いた方が味が出るものです。その場合、苗木か、あまり大きくならないうちに斜めに
植えると、自然に曲がりをつけることができます。
 また、枝を切る場合、いつも同じところを切っていると、切ったところがふくらんで
瘤のようになってしまうので、その手前で切ると良いでしょう。切るときは思い切って
枝の真中位で切ると大きな花がつきます。


  花言葉 「雄弁」



  

  
              
                           
                                             


               

 サルスベリ(百日紅)