「知左(ちさ)の花 咲ける盛りに 愛(は)しきよし
   その妻の子と 朝夕に 笑みみ笑まずも」
    (知左=エゴノキ)  大伴家持 万葉集
 
  特徴・手入れ 
 樹高:3〜5m。開花時期は、 5月中旬〜6月初旬。小枝先端に清楚で小さく、
桜に似た白い花をつけますが、1週間程であっという間に散り、あたり一面が白い
じゅうたんのようになります。耐寒性、耐暑性とも強い方です。明るい半日陰
を好みます。夏から秋には、細長い実をたくさんつけますが、この実の表面に
有毒のサポニンをふくみ、食べたときに”エグイ(ひどい)”味がすることから この
名前がつけられたようです。別名、ロクロキ、チシャノキともいいます。ちなみに
エゴの実はヤマガラの好物みたいです。。

  整姿は1〜2月か、遅くとも3月のはじめがよく、形が崩れない程度に間引き
するのがよいでしょう。枝は必ずつけ根から切り、途中から切るようなことは
避けます。 あまり枝を落とすと見栄えが悪くなってしまうので、自然な姿を
損なわないような剪定を心がけたいものです。時折、カミキリムシの食害が
根元に見られることがあるので注意が必要です。



  

  
              
                           
                                              





  

 エゴノキ

(赤花)